COLDPLAY X&Y
言わずと知れたCOLDPLAYの第3作。これまでの2作品も確かに素晴らしかったのだけれど、もう一歩、という感じが払拭されていなかったように思う。でもって、本作はそういう感じを見事払いのけることに成功した大変な傑作で、もう死語かも知れないと断りつつも所謂オルタナティヴ・ロック史上に燦然と輝く金字塔的作品なのである。サウンド・スタイルとか、演奏技術とかに殆ど変化らしい変化が無いにも関わらず(唄は間違いなくうまくなっているのだけれど。)、楽曲の良さだけでこれだけの違いが出てしまうわけで、恐らく没にした曲も多々あるだろうことを想像しつつ、聴き入った次第。てなわけで、これは必聴盤。くれぐれもお聴き逃し無きよう。以上。(2005/09/10)