技術情報(以下とても長いですけど、時系列的には降順=一番下が最新)

目次
1.自作PC
2.その後の変遷
3.スキャナ乃至USBを巡るゴタゴタについて
4.その後の更なる変遷
5.そして、フレッツ・ADSL常時接続環境へ
6.自作機のその後
7.自作機のその後2
8.いよいよLANの構築へ
9.自作機のその後3
10.ブロード・バンド・ルータの導入
11.フレッツ・ADSL8Mタイプ導入へ
12.プロバイダ変更、そして接続環境の改善その他
13.FFXIをプレイするまでの数時間…
14.自宅サーバ構築に向けて
15.DVCとPCの接続およびDVDドライヴの導入へ
16.自宅サーバ構築
17.携帯電話会社の移行その他
18.続・自宅サーバ構築
19.回線速度向上とその後
20.Windows XPの導入
21.ウェブログ・サーバの構築
22.ブラウザとメール・クライアント・ソフト
23.携帯電話の機種変更(→W32SA)
24.携帯電話をディジタル・オーディオ・プレイヤとして使う
25.携帯電話をディジタル・オーディオ・プレイヤとして使う・続
26.新たなノートPCの導入
27.コピーコントロールCDを料理する
28.コピーコントロールCD。むう…。
29.WordPress ME 2.0.1の導入
30.私設ウェブサイトの細かな構成変更
31.光回線導入
32.CMS等の評価
33.プリンタ&BBルータ
34.携帯電話の機種変更(→W51K)

1.自作PC

まずは、愛用のPCについても紹介しておきたい。1998年8月8日(トリプルエイト)から稼動を始めた手作りパーソナル・コンピュータのスペックは以下の通りである。
CPU:AMD-K6/2 300MHz
M/B:DCS-S7AX(bus frequency 100MHz,Ali Aladdin V chipset)
Main Memory:SDRAM 64MB
VGA:Si-6326(4MB,AGP support)改め、W855(8MB、AGP)
HDD:Quantum Fireball ELS5100A 5.1GB
Case:TW-777G(ATX,tower)
OS:Windows 98
FDD、CD-ROMドライヴ、ディスプレイ、サウンドカードは旧機富士通FMV-4100D4(この8月でちょうど3年間使用したことになる。)からの持ち越し。FMVの筐体には汎用のマザー・ボードがそのままでは入らないので、結局箱から購入する羽目になってしまった。HDDは1998年10月16日に新規購入したものだが、ハードウェアを余りにも進化させ過ぎたために(特にAGPが引っかかるらしい。)Windows95の初期ヴァージョンをインストール出来ず、やむなくWindows98を購入することとなった。FMVもDTM専用機として復活させる予定がある。なお、ニュー・マシンの動作は今のところ(1998/10/20現在)ほぼ安定している。以上ご参考までに。なお、2001年7月24日に行なわれた大改造については、下記を参照して欲しい。


2.その後の変遷

以下、その後のマシンの変遷を示す。上記デスクトップと平行して用いるべく(寝床で論文その他を打ち込むというズボラな作業用です。)、1999年8月にSONY VAIO Note PCG-723を中古で購入。OS:Win95、CPU:MMX Pentium/166MHz、RAM64MB、HDD2.1GBというそれなりのスペックだったのだが、さすがにスキャナを繋いで画像を扱うようになったら(これについては別に記載。)とてもじゃないけど物足りなくなってしまった。で、そんなある日、うっかりして「ツメ」(ディスプレイを留めておくやつです。これはまるで折れるのが当たり前のように作ってあるような「鎖骨」みたいな存在だ。金属にしてくれよー。)を折ってしまったのだけれど、修理に最低13,000円(これが基本料金だそうです。)かかる、という馬鹿馬鹿しさにもあきれてしまい、SONY製パソコンから身を引くことを決意。

という事で、現在は(2000/05/22以降)SOTECの廉価ノート・パソコンe-note640Hを使っている。OS:Win98SE、CPU:AMD K6/2 400MHz、RAM64MB、HDD4.3GBというかなりのスペックなのだが、問題はHPA液晶ディスプレイ。やはり、ディスプレイはTFTに限る、という事を申し上げておく。テキストの編集用には充分なのだが、カラー画像では色が正確に表示出来ず、結構ちらつくし、ムラはあるし、暗いし、動画なんて殆ど絶望的である。液晶だけ替えられないだろうか、などと考えている次第。ちなみに、ノート・パソコンの命とも言えるサスペンド・レジューム機能も安定していない。何だか知らないけどリブートしてしまう、という現象が頻繁に起きる。「安物買いの何とか」、かも知れないので注意して下さい。パソコンは自作に限りますな。(2000/06/19)


3.スキャナ乃至USBを巡るゴタゴタについて

スキャナ接続を巡るごたごたについても参考のために載せておこう。Canon社製FB1210Uという素晴らしいスキャナを2000年4月末頃に購入したのだけれど、インターフェースはUSBのみ。上記デスクトップには基本的にUSBコネクタを付けていなかったので、取り敢えずWin95マシンなのに何故かUSBをサポートしているVAIOに繋いだのだが、動かず。で、Win98を恐る恐る且つ無理矢理インストールして何とか使えるようにした。でも余りにも動作がのろいのでデスクトップの方もUSBコネクタを外出しして接続したのだが、動かず。原因はまだ良く分からないのだけれど、メイン・ボードのUSBコントローラが古いんじゃないか、などと考えている。たかが2年しか経っていないのに…。それはまあ許すとして、この作業中にVGAを吹っ飛ばしてしまい、新調する羽目になった。このところUSBを巡って各種の災難に見舞われていた、という訳です。(2000/06/19)


4.その後の更なる変遷

2001年3月28日に上記So-tecのノート・パソコンを売り払い、シャープ・メビウス・ノートPC-FJ140Mを購入した。OS:Win98SE(Meに無償アップデート)、CPU:intel celeron 500MHz、RAM64MB、HDD11GBというそこそこのスペックを持っているのだけど、前機との最大の違いはTFT無反射液晶画面の美しいこと。家電メーカのイメージが先行しているためか、シャープ製パソコンは余り評価されていないように思うのだが、液晶技術の高さについては昔から定評があるのであり、しかも安い。16万位でMicrosoft-Office2000も付いてくるのだからね。動作も極めて安定しており、お薦めです。(2001/05/07)
2001年5月21日にプリンストンテクノロジー社製の増設メモリ(PD144R-128:当然128MB。)を購入、装着した。メインメモリ192MBという「頭でっかち」のパソコンに変身したはずなのだが、効果としては重いドキュメントの印刷時にスプール時間が短縮された程度。ちなみに、OSを前から持っていたWindows-MEにようやくアップグレードした。特に変わり映えはない、という印象に尽きる。本当に変わらない。(2001/05/22)


5.そして、フレッツ・ADSL常時接続環境へ

翌5月22日にメルコ製LANカード(LPC2-CLT)を装着し、ここからイーサネット・ケーブルを経由してADSLモデム(NTT東日本からのレンタル。ちなみにもの自体はNEC製らしい。)につないで、いよいよフレッツ・ADSLを用いた常時接続体勢に入った。じつはこれ、4月上旬に申し込んでこの時期にようやく開通、というもの。なにしろモデムの製造が追いつかないらしい。お店で買える日はいつになったらやってくるんだろう、などと思う次第。なお、私の家では下りで1.2Mbpsくらいのパフォーマンスが実現できている。ついでに言うと、Justnetさんはまだ千葉市内ではADSL接続ができないようで、やむを得ず東京電話インターネットと契約してしまいました。何で東京電話インターネットなのかというと、端的に言って、月1,750円は同業異業社と比較して一番安かった、ということに過ぎない。

なお、東京電話インターネットさんへのオンライン・サインアップは、フレッツ・ADSLが開通して初めてつながるNTTフレッツ・サーヴィスの超レア・サイト(笑:多分ここをクリックしてもつながりませんので。あしからず。)から外へは出られないことからADSL経由では行なうことが出来ず、結局アナログ回線でつなぎ直してウェブに入り、そこから実施するという何ともめんどくさいことにあいなった。NTT東日本さんには早急な改善をお願いしたいと思う。大変だろうけど。(2001/05/22)

6月2日よりISPをPanasonic Hi-Hoに変更。理由は単純で、端的に安いからである。月額無制限使用料金1,500円は破格だろう。これで、常時接続環境は6,000円強/月で実現することになった。ちなみに、東京電話インターネットさんとの契約は10日間で終わったが、料金は日割り計算してくれるそうだ。事務手続きを考えると、「赤字では?」、などと考えてしまう。ありがたいことです。まあ、どんどん競争して、どんどん安くして頂きたいと思う次第。(2001/06/02)

その後、夜間は接続状態が極端に悪くなる、という現象が生じたため、6月11日付けでメールにてHi-Hoさんに問い合わせたのだが、なしのつぶて。頭に来たので再度メールにて苦言を呈したところ、今度はさすがに「調査を行ない、後日対応する。」とのこと。そうしてHi-Ho側のサーバの強化が行なわれたのが7月9日だったのだけれど、それであっさりと問題は解決してしまった。要するに、ブロードバンド体制が整わないうちに、サーヴィスを提供しようとしたのが徒(あだ)になったわけですね。まあ、その後は問題なく使えているので、Yahoo!BBで接続可能になるまで(一体いつの話だい?)、今後しばらくお世話になることにする。(2001/07/25)


6.自作機のその後

2001年7月24日に自作機を大改造。スペックは以下の通りである。
CPU:AMD Athlon 1.0GHz
M/B:AOpen AK73Pro(SocketA,bus frequency 100/133MHz,FSB 200MHz,VIA Apollo KT133 chipset,Sound on board)
Main Memory:SDRAM 256MB
LAN Board:NETGEAR FA311
OS:WindowsMe
ここまでスペックを上げても、改造費用は30K円強。おかげでUSBもLANボードも使えるようになった(前のボードでは何故か使えなかった。)。
なお、以下は変更なしだけれど、一応載せておく。
VGA:W855(8MB、AGP)
HDD:Quantum Fireball ELS5100A 5.1GB
Case:TW-777G(ATX,tower)
ということで。(2001/07/25)


7.自作機のその後2

上記の改造後、全然使っていない(というより使えない?)Linux領域が約3GBを占めるハードディスクを全てWindowsMe用にしてしまうべく、MS-DOSのfdiskを行なってパーティションを変えようとしたのだが失敗。ネット上で調べたところ、Linux領域はMS-DOS側からはいじれないことが分かる。で、Linuxのインストール用フロッピィからfdisk(ちなみに、diskdruidでは、不可能。)を行ない、Linux領域を削除、再びMS-DOS側からfdiskを行ない、2GBの空き領域プラス800MBのスワップ用領域を確保した。ちなみに、前回のパーティション時に大容量ディスク対応を行なっていないので、各ディスクは2GBまでしか設定できないのであった。全部フォーマットし直したいのだが、もう少し先の作業になりそうだ。(2001/07/26)

8.いよいよLANの構築へ

自作デスクトップ機にもLANボードが入ったところで、こうなると当然データのやりとりにはこれまでのようにFDDを介してではなく(なお、瞬間的に、昨年末に購入したI・Oデータ製CD-RWドライヴ(D-i64G/USB)を使った。上記のように旧式のマザーボードではコネクタがあるにも関わらず何故かUSB接続が出来なかったことにより、マザーボードを新調してからLANを構築するまでのほんの数日間、ということになる。)、LANケーブルを介してのものにしたいというのが人情である。ということで、既に買い込んであったメルコ製リピータHUB(LGH-M5P)を間に挟んで2台を接続。Windowsのヘルプとトラブル・シューティングを見ながらLANの構築にいそしんだのだが、なかなかうまくいかない。やむを得ず岡田庄司著『今日から始める快適LAN入門』(秀和システム、2001.02)を買い込んできた。要は、IPアドレスの設定をきちんとやらないとつながらない、ということで、問題は一発で解決してしまった。

この辺の事柄はどうやらWindowsのヘルプとトラブル・シューティングに出ていないので、本欄をご愛読して頂いている皆さんの利便のために一応ここに書き込んでおくけれど、例えば2台のPCでTCP/IPを用いてローカルなLANを構築するためには、IPアドレスをそれぞれ「192.168.0.1」、「192.168.0.2」のようにし(これは「お決まり」です。)、サブネット・マスクはどちらも「255.255.255.0」とする必要がある。他の設定は難しくないので、誰でも出来るでしょう。

というようなわけで、ようやくLANが確立し、とんでもなく利便性のある環境となった次第。後は、プリント・サーヴァ付きブロード・バンド・ルータを購入すれば、2台からインターネットに同時接続が可能になるはずなのだが、これまたもう少し先の作業になりそうである。(2001/08/02)


9.自作機のその後3

申し遅れたけれど、2001年12月には40数GBのHDDを増設した。さすがに5.1GBでは厳しい、という単純な理由である。有楽町に出来たソフマップで購入したのだが、富士通製バルク品で11,000円(税別)ほどであった。ちなみに、BBルータは、余り意味がないので結局購入していない。(2002/04/02)

10.ブロード・バンド・ルータの導入

一昨日(2002/05/24)とうとうプリント・サーヴァ付きブロンド・バンド・ルータを購入、即日にとっとと導入した。このルータ、はっきり言って無茶苦茶安い。persolというマイナーなメーカのもので、型番はPBR001。何とも分かり易い名前でしょう?定価は14,800円(税別)なのだが、9,000円弱(税別)で買うことが出来た。上に、「BBルータは、余り意味がない」と記述してあるのだけれど、そんなこともなく、それぞれのPCにIPアドレスを設定することもなくファイルやプリンタを共有出来てしまうし、元々持っていたNECのレーザ・プリンタをこのルータに繋ぐことで、これを復活させ、ついでに物凄く快適な環境が構築出来た次第。あとは、FFXIを購入し、更にはプロバイダをぷららに乗り換え、ここからPS BB Unitを借りてPS2をネットに繋がないといけない。そうそう、実はそのために買ったんです。

なお、BBルータ導入により、同一回線にPC2台+GAME機1台が繋がれることになったということは、当然もう少し上の回線速度が欲しくなるわけで、そんなことから契約中のフレッツ・ADSLを8Mbpsに変更する手続きもこれまた速攻で行なった。来週中には恐らく若干だと思うけれど、回線速度は上がる予定。まあ、NTT東日本のウェブ・サイトなどに詳しく書かれているのを見ても分かる通り、8Mタイプは電話局からの距離が離れると極端にパフォーマンスが減衰する。私の家は、同サイトで測定したところ局から1,440mも離れていて、これだと多分3M程度しか出ないのではないかと思う次第。まあ、実際にやってみなけりゃ分りませんが…。結果は次回、というわけで。(2002/05/26)

11.フレッツ・ADSL8Mタイプ導入へ

上記のように、5/24に8Mタイプへの変更依頼を行なったのだが、NTT東日本からの返事はこれまた速攻。局内工事日は5/31以降、ということで、早くやって貰いたいからその日でいいよ、というメールを送る。で、8Mにも使えるADSLモデムMNが届いたのが5/30で、現在5/31の午前10時なのだけれど、工事完了に関する連絡はまだないものの、回線速度を測ったところこれは既に完了していて、大体3Mbps程度出ていることが分かった(変動が激しい。2.8-3.2M位を行ったり来たりする。ちなみに、速度測定はこのサイトで行なっています。)。予想通りですね。それより何より、フレッツ・ADSLは最早全く人気がないのか(高いもんなー。)、たったの1weekで全てが完了してしまったのは、意外であった。(2002/05/31)

12.プロバイダ変更、そして接続環境の改善その他

月初めに乗り換えると2ヶ月無料、ということなので6/1にぷららへの乗り換えと同時にHi-HOの解約を行なった。これ別に、Hi-HOではFFXIが出来ない、という理由のみからではなくて、要するにフレッツADSLによる接続に関してのみ月額850円で済んでしまう、というのが主たる理由。

6/3にはFFXIを購入し、これをプレイすべくぷららからPS BB Unitを買い取ることにする(かつてはHDD Unitとして販売されていたもの。現在はSCEIと契約しているプロバイダ経由でしか入手不可である。)。このプロバイダ=ぷららだと買い取り料金は16,800円で、確かにやや高い気もするけれど40GBのHDDとLANのインターフェイス、更にはBB Navigatorという基本ソフトが手に入るのだから、それほど大きな出費とも思えない。なお、上に書いたようにレンタルもあるにはあるのだが、最低10ヶ月の契約で、月々1,850円かかる、ということなので明らかに損。そんなわけで、買い取りました。FFXIをプレイする(=ヴァナ・ディール住民になる)までの面倒な作業については後述するとして、6/3にはノイズに強い金属シールドと磁石付きモジュラ・ケーブル(0.5mで500円以上します。)を購入して、屋内配線の安定化を図ったところ、これが大変効果的で、3.3Mbpsほどが安定して出るようになった次第。ADSLの特に8Mタイプをお使いで、回線速度がどうにも安定しない方は、是非お試し下さい。以上。(2002/06/11)

13.FFXIをプレイするまでの数時間…

随分時間が経ってしまったが、上に書いたように一応FFXIをプレイするまでの結構面倒な作業についてざっと述べておこう。接続さえ出来ずに悩んでいる方には多分、参考になると思う。私は一応技術者ということもあってか3時間ほどでゲームを始められたのだが、付属のマニュアル群はとても分かりにくく、更にひどいことには必要な情報が大いに欠落していて、まあ、プレイ開始までがある種のアドヴェンチャ・ゲームなのかも知れない、などと思った次第。

さて、まずはPS BB UnitをPS2本体に接続。ついでにLANケーブルをブロード・バンド・ルータに繋いで、さあゲームをインストールだ、と思ったのだけれど、そもそもPS BB Unitに内蔵されたHDDは、ぷららから送られてきた段階ではフォーマットだの、基本ソフトのインストールといったことが全くなされていない。また、フォーマットはPS BB Unitに同梱されているCD-ROMを使って行なうのだけれど、これはマニュアルには記述されていない事柄。「まあ、なんとかなるでしょ。」と言いながら画面に従ってフォーマットを施し(40GBなんで当然相当な時間を要した…。)、BB Navigator Version 0.10を、マニュアル12ページ以下を参照しつつ文字通りなんとかインストールする。このインストールも、CD-ROM2枚なんで、とてつもなく時間がかかる。

続いて、ようやくFFXIのパッケージに入っているCD-ROMの出番となる。(株)SQUARE SOFTがやっている無料オンライン・サーヴィスであるPlay Onlineに接続するためのネットワーク環境を設定し、更には基本ソフト、Play Online Viewerとその他二つのゲームをまずはインストールする。ちなみにネットワーク環境の設定は素人にはかなり困難だと思うので、もし手伝って欲しい方がいらしたら有償で行なって差し上げます(半分本気です。)。私はルータを使っているので接続設定はいたって簡単だった。以下、このゲームのためにわざわざ購入したUSB対応キーボード(1,500円ほど。)を用いないととても大変な「Play Onlineに入会する」、という作業を経て(氏名や住所・電話番号等を入れるのです。)、これで一応FFXIをインストール出来る状況にはなった。

FFXIのプレイもインストールも、どちらもPlay Online Viewerから行なうことになるのだけれど、最初は当然インストール作業が必要。FFXIの方はDVD-ROMとしてパッケージに同梱されているのだけれど、そのことから分かる通りインストールには膨大な時間を要する。これで全ての準備がようやく完了、早速ヴァナ・ディールに入ろうとしたところまあオンライン・ゲームなら当り前な「追加パッチ」のダウンロードとインストール作業が発生。これにも結構なお時間がかかって、やっとキャラクタ・メイキングにたどり着いた。

と、極めて大変なことがお分かりだと思うのだけれど、これだけ苦労した甲斐は確かにあって、このゲーム、余りにも面白すぎる。というようなわけで。以上長ったらしい技術情報でした。(2002/07/02)

14.自宅サーバ構築に向けて

上記のように苦労してインストールしたFFXIもしばらくやっていないのだが、それは兎も角、JustNetがなくなってしまった、というかSo-netに吸収合併されてしまったので、このウェブ・サイトは2004年6月までしかここに置いておくことが出来ないらしい。この際なので、自宅にwebサーバを構築し、勝手に公開してしまおう、と思い立ち、2003年7月3日からこの作業に入った。使うマシンは将来的にはスペックが高くHDDの容量がほぼ無限な自作機にするとして、まずはMebiusの方で実験的な作業を行なってみた。

その1.ドメイン・ネーム取得:
まずは、ドメイン・ネームの取得である。基本的に全て無料で行なうことを前提としているので、カンパは歓迎といいながら実のところタダでドメイン・ネームを取得出来るウェブ・サイトDyndns.orgにアクセスし、これを取得した(その名前は、今のところ内緒です。)。名前で分かるかも知れないのだが、これはあるドメイン・ネームに対して動的にIPアドレスを割り当ててくれる便利なサーヴィス。逆に言えば、私が契約しているプロバイダである「ぷらら」だと、再接続を行なうたびに私のPC(正確に言えばブロードバンド・ルータ)に割り当てられたIPアドレスが変わってしまうので、これをやらざるを得ないことになる。

その2.サーバ・ソフトのインストール:
有名かつ標準的なのはApacheというソフトなのだけれど、今回は中田昭雄氏が製作したAN HTTPDというものを使用することにした。同氏が運営するウェブ・サイトAN HTTP Server Home Pageにアクセスして、同ソフトをダウン・ロードし、インストールして起動。これ自体は実に簡単な作業であった。ちなみに、ここら辺から最後の作業までを行なうにあたっては、「自宅マシンWWWサーバ化計画」というサイトがかなり参考になりました。

その3.ブロード・バンド・ルータの設定変更:
ところで、サーバ・ソフトを起動するだけでは、webサーバとしては機能しない。何故かというと、ブロード・バンド・ルータがファイア・ウォールの機能を持っていて、外部からのアクセスを基本的に遮断するようになっているからである。(そうじゃないと、危ないですからね。)そこで、ブロード・バンド・ルータの設定を変更。ここで気付いたのは、ブロード・バンド・ルータの場合、自宅内LAN上にあるPCその他のローカルIPアドレスは、PC側では「自動的に取得」にしておかないと駄目らしいこと。要するにルータは、IPアドレスを勝手に割り振ってくれて、それ以外を使うことは出来ないらしい。それを確認しつつ、Mebiusに割り当てられたIPアドレスに関し、webとftpサーバとしてのアクセスを許可するように設定、ルータを再起動し、これによって取得したドメインへのIPアドレスが変わってしまったので、先のサイトにまたまたアクセスしてそっちを登録した(再接続が頻繁でいちいち再設定するのが面倒な場合、自動的にこれをやってくれるソフトが存在します。今のところ、使っていません。)。

その4.サーバ・ソフトの動作確認:
以上の作業で、一応webサーバとして動くようになったわけだけれど、確認は大事。取り敢えず、ローカルに持っている私のウェブ・サイトを構成するファイルが入っているフォルダをAN HTTPDの「オプション一般」設定画面で「ドキュメントルート」に設定し、ブラウザのアドレス欄に先に取得したドメイン・ネームを入れて、きちんと表示されることを確認した。

その5.ActivePerlのインストール:
カウンタCGI等のCGIスクリプト等は、読み手側のブラウザなどで展開可能なHTMLファイルのようなものとは異なっていて、それが参照されているHTMLファイル(今回の例で言うと、カウンタCGIへのリンクが記述されたウェブ・サイトの表紙)などが設置されているサーバがそれを展開し動かすことが出来るようになっていないと動かない。今回は、その動作環境としてかなり一般的な、Windows上で動くperlである、ActivePerlというものを使うことにした。これを公開しているActiveState社のウェブ・サイトから同ソフトをダウン・ロード。えらく時間がかかるのだがインストールを完了し、それに続いて簡単なテスト・プログラムというかテスト・スクリプトを動かして動作確認を行なった。なお、この辺りの作業では、「CGI開発環境に挑戦」というウェブ・サイトを大いに参考に致しました。

その6.カウンタCGIの設置:
さてさて、いよいよ最後の作業、カウンタCGIの設置となる。CGIスクリプトは方々で配布されているのだが、どうもどれをやってもうまくいかない。どうやら、サーバ・ソフトであるAN HTTPDの設定がおかしくなっていたものと思われたのでレジストリ・エディタを使ってこれを初期化。それでもって「雑魚釣師の「自宅サーバ開設できたよ!」」なる素晴らしいサイトを参考にしつつ、KENT WEBという物凄いアクセス回数を誇るサイトからカウンタ用CGIスクリプトDay Counter-EXをダウン・ロードしインストール。数字の画像ファイルは「なまらホームページ」さんからダウン・ロードしてこれを所定のフォルダに貼り付け。これで一応全ての作業は完了したはずなので、テスト。見事にカウンタが機能していることを確認したのであった。

その7.今後の作業:
実は、自宅サーバでは当然のことながら掲示板CGIも動かせるので、これもT-Cupさんから移動の予定。こちらのテストもやらないといけない。更には、メール・サーバは勿論のこと、あるいはftpサーバとしても使えるようにする予定。最終的には、私のウェブ・サイトはこちらに全て引っ越すつもりだが、HDDのスペースが余っているので、人様にウェブ・サイトをこしらえて公開して差し上げることも考えております。以上。(2003/07/05)

15.DVCとPCの接続およびDVDドライヴの導入へ

さてさて、去る4月18日にDigital Video-Camera(DVC)であるSHARP社製のVL-Z7を購入。133万画素という鬼のような仕様、下手をすると京極夏彦氏の最新作より小さなボディということもあり結構高かったのだが、これは誠に優れもの。でもって、8月9日から10日にかけて行って来た出羽三山の映像を某団体に寄贈することになったためデータをDVDに落とす必然性が生じた。これを機に、自作PCにも色々な変更が加わったのだが、以下そのことを含め、これを巡る作業その他をまとめておく。

まずはDVCとPCの接続。DVCにはUSBケーブルとUSBドライヴァ、それに静止画、動画編集ソフト(ピクスラボ)が付いていて一応これをインストール。でも、USBで取り込めるのはDVCで撮ってメモリ・カードに記憶した静止画のみ。「全然意味無いじゃん」、ということで動画+音声の取り込み方を知ろうとマニュアルを参照してみたのだが、何も書いてない(120頁にそれらしきことが少々…。)。で、添付されてきた編集ソフト(ピクスラボ)のヘルプを見ていたら、どうやら別売のUSB動画キャプチャ・キットであるVR-PKU20なるものが必要なことが判明。しかし、これはSHARPさんのウェブ・サイトによると希望小売価格 19,800円(税別)と高額なもので、さらには絶対に小売店では販売しておらず入手は極めて困難そう。もう一つこれが最大の難点なのだがUSBでは転送レートが遅すぎてどうにもならんだろう、てなことを考えてしまう。そんなことを考えつつ同じウェブ・サイトを血眼になって眺めていたところ、どうやらIEEE1394端子のあるPCなら、DVケーブルなるものでDVC-PC間を接続できることが書かれている。なるほど、そういうことか、と秋葉原へ向かう。

でもって、スペック的にMebiusノートで動画を取りこむのはキツイので、自作機の方にIEEE1394ボードをくっつけることにした。購入したのは「玄人志向」さんが販売しているIEEE1394V2-PCIという最も安価なもの。ケーブルもどこのものとも分からない最も安価なものを購入した。店員に、「この二つで、DVCから動画が取り込めますよね?」と尋ねたのだが、「ひょっとすると、DVCとIEEE1394コントローラの相性が悪くて、うまくいかないかも知れません。」ということを教えられる。凄いですな…。まあ、このボード自体が約1,500円と取るに足らない値段なんで、取り敢えず駄目元でやってみましょう、ということで自宅に帰って早速装着。DVCと接続し、ここで再び謎な現象が…。そう、ピクスラボというDVCに唯一付いてきたアプリケーション・ソフトには、動画キャプチャの機能が無いのである。DVCを売っておいて、これはないのじゃないのSHARPさん、と嘆きつつ、オンラインでフリーの動画キャプチャ・ソフトArea61というものをDLしてインストール。おお、取り込めた取り込めた。しめしめ。しかし、12分ほどで2.1GBは鬼だよな、と思いつつ次の作業へ。

次は取りこんだ動画と音声を含むデータをDVD-Rに落とす作業である。自作機の方ではいまだに4倍速CD-ROMドライヴを使っていた私だが、いよいよ実に安くなったDVD-R/RWドライヴを内蔵することにした。購入したのは、メルコのDVR-R42FB。これが税別16,800円の時代なのだ。中身は、東芝さんのDVD-ROM SD-R5112という機種。添付されていたDVキャプチャ・ソフトMyDVDをインストールして動かしてみたのだが、ノイズが入るので動画+音声の取り込みには上記フリー・ソフトを用いることにした。なにしろ、システム・リソースを膨大に使うのがDVキャプチャという作業なので、こういう軽いソフトの方がうまくいくのかも知れない。取り込んだデータは、同じくDVDドライヴに同梱されているB's RecorderGOLD5でDVD-Rに焼く。結構時間がかかるが致し方ない。これで、一応某団体への義務は果たしたことになる。

そして、最後の難関。DVD-RWを使ってデータのバック・アップなどをすべく、これまたDVDドライヴに同梱されいるB'sCLiP5という、パケット・ライティング・ソフトをインストール。ちなみにパケット・ライティング・ソフトというのは、B's RecorderGOLD5のような単なるライティング・ソフトとは異なって、それこそパケット単位、あるいはファイル単位での記録を行なうためのもの。単なるライティング・ソフトでは、そういう細かい芸当ができないので書き込みにやたらと時間がかかってしまうため、4.7GBの記憶容量を持つDVD-RやDVD-RWのような大規模記憶メディアを使うには、不可欠な代物である。さてさて、話を戻すけれど、B'sCLiP5をインストールし、再起動したところPCがフリーズ。「うへえ…。」てなわけでアンインストールしたところ直ってしまう。これは、どう考えてもB'sCLiP5が悪さをしているなあ、ということでこれを提供しているBHAのウェブ・サイトを熟読。しかし、解決策は幾つか示されているもののどれをやってもうまくいかない。仕方がないので最後の手段、同社のテクニカル・サポートに電話。結構混んでいて時間がかかったのだがそれは仕方ないとして、こういう現象は、それなりに起きているようで、様々な対処手段を教示していただいた。結局、いつインストールされたか分からないcdr4vsd.vxdというファイルが、B'sCLiP5が使っているvxdファイルと競合していたようで、これをデスク・トップに一時退避させることで問題は解決。これは、素人では直せませんねえ、というのが正直な感想だが、こうして私の自作機も、ようやくDVD-R/RWドライヴを内蔵することになった次第である。以上。(2003/08/21)

16.自宅サーバ構築

周知の通りJustNetがSo-netに吸収合併され、前者のサーヴィスが2004年6月一杯で終了ということになり、この際なので独自ドメインを取得して自宅にサーバを構築することにした。結構大変だったがとても勉強になった作業の一部を紹介すると共に(セキュリティの問題があるので余り詳しく記述出来ない。)、自分自身のための備忘録としたい。

その1.ドメイン・ネーム取得:
まずはドメイン取得。上記の無料ドメイン名は余りにも格好悪いので、今回はmackharry.comというドメイン名を登録することにした。.comが何の意味だかいまだに分からないのだが、これは基本的にTop Level Domainと呼ばれるものになるらしい。基本的に商用のドメイン名になるようなのだが、まあ個人事業主なので問題ないだろう、ということでこれに決定。さて、自宅サーバを作るには物凄く参考になるサイト「Linuxで自宅サーバ」を見ながらこの辺の作業を行なう。ドメイン管理はジャパンレジストリというところにお願いすることに。年間2,850円なのだけれど、これは高いのか安いのか良く分からない。もっと安いところがあったとして、そちらに移行するのもそれなりに面倒な気がするのだが、まあそれは後々の話。(ちなみに、ここまでの作業は2003年9月13日に行なわれている。随分昔だ…)

その2.DNSの登録と更新:
概念的にとても理解しにくいDNSの設定は上記サイトを見ながらminiDNSなる無料DNS管理サイトで行なう。私のインターネット接続環境ではIPアドレスは固定ではないので(だからこそ比較的安全なのだが。)、例えばルータを再起動した場合にはIPアドレスが変化する。それではサーバとして成立しないので、その度に新IPアドレスをドメイン名に関連づけなければならないのだが、それをやってくれるのがこのサイト。これは自動化も可能で、私はDiCEというのを動かしている。

その3.Red Hat Linux9のインストールその他:
サーバ機(要するに自作機)にはRed Hat Linux9をインストールした(以下RHL)。ディストリビューションには色々なものがあるのだが、これを選んだ理由は一番メジャーだから、ということに尽きる。ちなみに、Vine Linuxも日本語化がかなり進んでいるので、英語の苦手な方には便利だと思う。日本では、この二つしか生き残れないのではないか、と勝手に考えている。インストール元は吉田智彦・関根達夫『Red Hat Linux9 サーバー構築 完全攻略』(ソフトバンク、2003/07)に付いているCD-ROM。膨大な情報量を誇るにも関わらず4,500円(税別)という値段の大変優れたコスト・パフォーマンスを持つこの本、取り敢えずはLinuxでサーバ構築をしている人には必携とも言える内容であることを述べておこう。初心者には分かりにくいのだが…。これをインストール後、Red Hat社のウェブ・サイトにてユーザ登録及びファイルのアップ・デートをしようとしたのだが、エラーが発生。どうも、ver.9のこの辺りにはバグがあるようで、パッチを当ててそれを回避し、無事全てのファイルを最新版にすることが出来た。

その4.サーバ構築:
以下、HTTPサーバとしてApache、メール送信用のSMTPサーバとしてPostfix、受信用のIMAPサーバとしてCourier-IMAPをそれぞれ導入。前2者は最初からバンドル及びインストールされており、webminというアプリケーションを使ってGUI環境で構築してしまったのだが、これは恐ろしく便利な代物なのでご活用の程。大変だったのはCourier-IMAPのインストールと起動で、それは同アプリケーションのRPMを作ったせいもあるのだが、本体をダウンロードし、MySQL、OpenLDAP、PostgreSQL、BerkeleyDB等々をインストールすることでようやく作業が進むことになった。他にも、カウンタCGIとしてwwwcountというものをインストール。見ての通り、普通のカウンタだけれど、なかなか便利なものである。FTPサーバも動かしている。アプリケーションはProFTPを使用。RHLには最初から入っていないようなのでインストールから行なったが、これもwebminから操作可能である。この位にしておこう。(2004/06/11)

17.携帯電話会社の移行その他

長らく使ってきたTu-kaさんとの契約を今月一杯で取りやめることにし、auさんとの契約を結んだ。理由は色々あるのだが、基本的にはどう見ても時代に逆行するT社の方向性に賛同出来ないからである。最早、携帯電話はただの電話である必然性はない、と個人的には考えているし、誰もがそう思っているだろう。

でもって、今回入手したのは、今月からちょっと安くなったCASIO社製A5403CAなる機種。オート・フォーカス付き200万画素のキャメラを持ち、miniSDでのデータ保存や移行も出来、充電台にUSBソケットがあるというなかなかの優れものである。新規契約で割引などを含めて14,490円(税込み)だった。安いな、と思うのだがいかがだろう。ディジタル・キャメラについて見れば、同じCASIOの最新機種(昨秋発売)「EXILIM(エクシリム)EX-S20RD」が、有効画素数200万で現在25,000円以上する訳で、画素数だけでみるならかなりお得な感じがするのは事実である。

CASIO SOFTの『MySync Photo2体験版』というメモリ・リーダ/ライタがバンドルされていて、まあこれもそこそこ使えるのだが、SSI Tristarの『携帯万能13ダウンロード版』を購入した。はっきり言ってこれは使える。ついでに、miniSDでのデータのやりとりをすべく、その他のメディアも使用可能なELECOMの「ブリュッケ」なるUSB2.0対応のメモリ・リーダ/ライタを3,000円強で購入。スマートメディア、メモリースティックなど7種類に対応しているので、かなり役にたってくれそうである。(2004/06/12)

さてさて、昨日撮影した画像を貼り付けてみた。こちらをご覧下さい。最近入り込んでいる三浦市の西瓜畑である。1280*960画素で撮影しているのだが、PC上で640*480まで落としている。これで482KBから29KBまで圧縮できているのだが、携帯電話側の圧縮率が余りにも低いのは何故なのかいまいち分からない。同じjpgファイルなのであるが…。まあ、jpgファイルの圧縮率は設定次第なわけで、そういうことなのだろう。ちなみに、携帯電話本体のメモリが約13MB、同梱されていたSDメモリが16MBなので、計約30MB。1280*960画素位の画質だと、単純計算で60-70枚は保持出来る。なかなか良いでしょう?今後は調査地その他の映像を「ギャラリ」みたいなところで公開していくので乞うご期待。以上。(2004/06/29)

18.続・自宅サーバ構築

勉強不足というか、何というか、Red Hat Linux9のサポート(up2dateというツールを使う。)が2004年3月で終了しているらしいことに今頃気づき、後継ディストリビューションであるらしいFedora Coreでも入れようかな、などとも思ったのだが、今あるサーバを止めるのも面倒だし、下手をするともう一台作らないといけなくなりそうなので取り敢えず、aptなるツールを用いてファイルの更新を行なうことにした。「自宅で独自ドメインサーバー」を参照しつつこの作業はあっさりと終了。カーネルは何故か既に最新版になっていたり、どこが更新されたのか良く分からないのだが、まあ少しはましになってるんでしょう。

次。私はPCの方に誠に強力なセキュリティ環境であるMcAfee Internet Securityを導入しているので(おかげで各種アプリケーションの動作が途轍もなく重いんですが…)、何かに感染したメールなどなどはたちどころに感知および検疫してしまうのだが、サーバにも取り敢えずメールに関してのみヴァイラス・ワーム対策を施すことにした。今回インストールしたのはドイツの会社らしいH+BEDVが個人ユーザに限り無料で提供してくれている「AntiVir MailGate」なるソフト。例によって「Linuxで自宅サーバ」を参照しつつインストール・設定・テストを完了した。次の作業はサーバ全体のスキャン・ソフトの導入ということになりそうである。以上。(2004/06/26)

19.回線速度向上とその後

12月10日から、加入ADSLサーヴィスをフレッツ・モアIIIに変更。最大47Mbps出るらしいのだが、実際には3分の1程度を予想してモデムを接続。一応、モデムまでは下りで10Mbpsくらいの回線速度出ていることを確認した。

問題はその後。どうも、NTTとモデム間の接続が1日に1回程度の頻度で切断されるらしく、IPアドレスがしょっちゅう変わってしまう現象が発生。ノイズ防止のためモジュラ・ケーブルを強化したりしたのだが変わらず。まあ、これはやむを得ないところもあるので、サーバのDiCEを「IPアドレスが変わった時」にDNSサーヴィスに通知する方式に変更してクリアした次第。速くなっても切断頻発では困るわけで(と言って、一日に一回なら我慢できるわけだが…)、究極的には、光にしないと駄目みたいです。以上。(2005/01/02)

20.Windows XPの導入

2005年1月21日に今更ながらWindows XPの導入に踏み切った。まあ、特に意味はない。間もなく新規でPCを造るのでその準備でもある。取り敢えず、長らく使っているMebiusにHome Edition(SP2)をインストールしてみた。以下、問題点とその解決等についての記述である。

まず第1に、そもそもインストールというかアップグレードに関するドキュメントのどうしようもない位の不備にはかなり頭に来たのであった(みんなそうなんじゃないだろうか。)。付属のドキュメントには、どうするとどういう画面が出てきて、その場合どうすればいいのか、なんていうことが全く記載されていない。えらい時間をかけてインストールが終わったけれど、途中物凄く不安になった次第。

次。McAfeeのセキュリティ・ソフトを入れているのだけれど、カーネルが変わるとさすがにそれに対応出来ないようで、一度アンインストールしてからDL、再インストールの運びとなった。まあ、これはやむを得ない。DLに際してポップアップ・ブロックなる機能が激しく「ウザ」かったのだが、まあ許そう。これは仕方のないところだろう。(まあ、この機能も外してしまったが…。)

また、ハードウェアの内、サウンド関係のドライバだけ何故かうまく継承されないらしく、Win2K用のパッチというかドライバをさる場所から持ってきてインストールした。XPとしては、怪しいドライバなのでやめてくれ、という感じだったのだが、この程度のことで不安定にはならないだろうから、無視。これもクリアした。

期待していたのは回線速度の向上だったのだけれど、これは変わらず。やはりOSよりCPUの速度やメモリの量がものを言うようだ。以上報告まで。

で終わらそうと思ったんだが、FFFTPを使ってこのファイルをサーバにアップロードしようとしたところ、ファイア・ウォールに引っかかってサーバとのアクセスを拒否されてしまった。この問題、一般にはかなり評判が悪いようなのだが、まあ、McAfeeも動いてるんで問題ないからWin XPのファイア・ウォールは解除してしまった。セキュリティも重要だが、基本的なパフォーマンスはもっと大事な気がする。以上長くなったが終わり。(2005/01/22)

21.ウェブログ・サーバの構築

これは最早必須なものになりつつあるので導入を決意。以下その次第を簡潔に述べておく。

今回用いたのは恐らく現在最も一般的なMovable Type日本語版というブログ構築用ファイル集。これを自作Linuxマシンにインストールするのだが、その前にある程度環境を整えないといけない。

MovableTypeのインストール記というサイトを見ながら作業。要するに、Movable Typeを動かすために必要なPerlモジュールをダウンロードしインストールした。これが結構大変だったのだが(エラー多発)、それは措くとして、ついでにBerkeleyDB最新版もダウンロードしインストールした。データ・ベースにはMySQLなども使えるのだが、今回は安易な道をとった、ということである。

次はMovable Type本体のインストール。インストール場所、というのが結構大事で、Apacheの設定もある関係上、weblogというユーザとディレクトリを作り、ここにpublic_htmlを置いてその下に入れる事にした。

ここからは、外部からでも作業可能となる。以下はMovable Type 3.X導入手順という神サイト(というかブログ)を見ながら作業。Windowsマシンの方から、FTPツールを用いてファイルの出し入れをしつつ(グラフィックのファイルなどはcgiの入っているディレクトリから隔離する必要がある。当然コンフィグ・ファイルも書き換えてアップ・ロード。)、ブラウザでmt-check.cgi、mt-load.cgi、mt.cgiをそれぞれ実行。これで一応動くことに。

とは言え、問題はここからだった。管理画面をいじっているとどうもエラーが出るので(インデックス・ページの表示と再構築、コメント・エントリの編集画面表示辺りでおかしくなる。再現性あり。)、一旦英語版で運用開始。これが7/16のこと。

でもって、Perlのヴァージョンを変えたりしつつ色々調べてたのだが、要するに、Movable Type日本語最新版にバンドルされているJcode.pm(日本語表示用のPerlモジュール)のヴァージョンは0.86で、これはMovable TypeのCGIが入っているところの下に置かれるのだけれど、先の作業により最新版2.3を別の場所に入れている関係でおかしくなっていた模様。Movable Typeの入っているところにあるJcode関係のファイルを最新版のものに入れ替えたところ、正常に動くようになった。以上。(2005/07/22)

22.ブラウザとメール・クライアント・ソフト

インターネット・エクスプローラ(Internet Explorer)だのアウトルック・エクスプレス(Outlook Express)といった、Virus・Warmその他に対するセキュリティが脆弱、というかユーザが多いこともあって狙われやすいため全く対策が追いついていないブラウザ、メール・クライアント・ソフトを、Windowsに最初からインストールされているがために仕方なくというか私から言わせれば安易な気持ちで使っている方が結構いると思うのだが、平山は以下に紹介するものを使っている。

まずはブラウザ。これはFirefoxを推奨。mozilla-japan公式サイトからダウンロード可能な無料ソフトで、現在日本語版は1.0.6まで出ている。ダウンロード容量が4.6Mと大変小さい事、起動はI.E.程ではないにしてもNetscapeなどよりは確実に速い事、I.E.で見られるページは殆ど問題なく見られる事、ブック・マークなどの設定ファイルが極めて簡単に継承出来る事などなど、使わない手はない優れものである。今後これを標的とするVirus・Warmその他が作られる可能性はあるものの(公式サイトを見ると、どうやらこの問題は現実化しつつあるようだ。)、今のところ安全度もかなり高いものと思う。自宅サーバで動かしているLinux版もあるので、これまたかなり重宝している。(というか、元々mozillaはUnix上で作られたものだったような気がする。)

お次はメール・クライアント・ソフト。こちらはThunderbirdを推奨。同じくmozilla-japan公式サイトから無料でダウンロード出来る(最新版は1.0.6。)。それなりな起動の速さ、使い勝手の良さ、安全性などなど、これも大変な優れもので、これまた使わない手はない。

ということで、以上紹介まで。(2005/08/04)

23.携帯電話の機種変更(→W32SA)

さすがにスペック的に物足りなくなってきたので、このたび携帯電話の機種変更を行なった。WINに移行することは規定路線だったのだが、丁度先週地上波ディジタルTVに対応したW33SAという最新機種が世間に出回り始め、そんなこんなでスペック的には充分だろうW32シリーズはもう生産が終わってしまいそうなのと、実際に値崩れしているなどということもあり、照準はW32シリーズに絞られた。でもって、ネット上での評価も加味しつつ、FM波が飛ばせる、miniSDから音楽再生が出来る、という殆どディジタル・オーディオ・プレイヤに近い性能を持つW32SA(三洋電機製)に決定し、値段比較へ。

この値段比較というのがかなり重要で、今回は大変勉強にもなった。実際、店舗によって新規にせよ機種変更にせよ、価格が大幅に異なるわけで、消費者としてはなるべく安く買いたい、というのは当たり前のことである。参照したのは有名なサイト価格ドットコム。これで大体の最安値を把握しつつ、様々な店舗を回る。かなり歩き回って分かったのだが、総じて、携帯電話の価格は次のようになる。auショップ>家電・PCなどの量販店>大きめの代理店>小さな代理店>通販。まあ、人件費、テナント料が大きいので、こういう結果は当然とも言えるのだが、今回は小さな代理店で購入した。

一応、千葉市の中心部付近では一番安いのではないか、と思う。価格ドットコムの最安値にも交通費を考慮すればさほど負けているとは思えない。具体的には、値切り交渉を行ない、オプションを新たに付けたりして割引して貰い、auポイントによる値引き(2,000円)も含めた結果、税込み6,090円となった。安いでしょう?と、ここまではお買い物の話であって全然技術情報になっていないのだが、次の欄ではそれなりに面倒かつ面白いディジタル・オーディオ・プレイヤとしての使用法などについて記す予定である。(2005/12/20)

24.携帯電話(W32SA)をディジタル・オーディオ・プレイヤとして使う

さて、上記のように今回手に入れた携帯電話=W32SAはディジタル・オーディオ・プレイヤとして使用出来る。そもそも、内部メモリが60MB(ユーザが使用可能なのは50MBほど)あってauの現行機種の中では最大なのだし、今や1GBでも9,000円を切ったminiSDからの直接再生ということも出来る。後者の場合には、この携帯電話のパッケージには何故か不親切にも同梱されていない、パナソニックが提供しているSD-Jukeboxなるアプリケーション(3,990円)とUSBケーブル(1,000円弱)を買い、この電話機に付いているSD-Audio機能というものを利用すると更に利便性が増すみたいなのだが、これは後回し(と言うか、はっきり言って要らないんですが…)。ここで紹介するのは、無料で、手持ちないし借りてきたCDなどの音源を携帯電話の内部メモリ或いは外部メモリ(=miniSD)に取り込んで再生する方法である。多分他の機種でも使える方法だと思うので、他機種をお持ちの方も取り敢えず一読しておくと良いかも知れない。

ちなみに、auにはご存知「着うたフル」というサーヴィスもあるわけだけど、パケット代がバカにならないし(そもそも定額制にしていないんですが、何か?)、携帯電話で無料DLするには何やら怪しげなサイトをくぐらないといけないし(個人情報漏れまくりではないか。)、そもそも音源は家に山ほどあるので、今のところ特に使う気も無いし必要も無い、ということも述べておこう。将来ネット配信が音質、料金などなどの点でCDやDVDなどのハード媒体を上回るパフォーマンスをあげ始めたら考えるかも知れない。

話を戻すが、大まかな流れとしては、その1.PC上でCDから音を取り込んでwav形式のファイルを作る。その2.wavファイルをWIN対応機種その他の携帯電話端末が音楽再生用に使っているHE-AACという方式で圧縮し3g2という拡張子の付いたファイルを作る。その3.miniSDにカード・リーダを用いてコピー・ペーストで書き込み。この際、ファイルはPRIVATE→AU_INOUTというフォルダに入れること。USBケーブルで携帯電話とPCを直接繋いでも良さそうだけど、まだ買っていないのでこれは次の機会に。その4.携帯電話にminiSDをセットし、PCフォルダから内部メモリにファイルを移動。その5.「ミュージック・プレイヤー」を起動し曲を登録。これで内部メモリから再生出来るようになる。その6.内部メモリに入っている音源を「データ・フォルダ」のところから入ってまとめてminiSDに移動。これで外部メモリ(=miniSD)からの再生が可能になる。

基本的には携帯情報総合サイトの中にある「au用着うたの作り方」、「着うたフルもどきの作り方」辺りを見て欲しいのだけれど、より具体的な手順は次の通り。みゃん☆みゃん☆ふぁくとりぃ☆というタイトル及びトップ・ページのデザインが大変素晴らしいサイト(イイ味出し過ぎ…)へ行ってCD2WAV32という割と知られたソフトをDLし解凍する。このソフトを用いてCDから取り込んだ音をwav形式で保存。SoundEngineは取り敢えず使わなくても何とかなるので、無くても良い。

更に8BallsというパッケージもDLし解凍。続いて一番大事な携帯動画変換君をDLし同じく解凍。以下、解凍して出来たファイル群を「着うたフルもどきの作り方〜携帯動画変換君編〜」というページの手順に従ってセット・アップし、Transcoding_HEAAC.iniというファイルのDLも行ないつつ、先に作ったwav形式のファイルをHE-AACという方式で圧縮。ビット・レートは64kでOK。これで出来た3g2という拡張子のファイルを上記手順で携帯電話に移動させれば再生可能となる。ちなみにこの段落に記した作業は次の項目(25.携帯電話を…・続)のようにiTunesを使った方が楽かも知れないのだが、実は次項に示す通り問題があるのでお薦めしない。

ちなみに、上記手順の3で、PRIVATE→AU→DF→D_SDというフォルダにファイルを直接書き込んでも良いのだが、これだと携帯電話がサウンド・データとして認識するためにはファイル名を書き換えないといけないし、実は表示される曲名(=もともとのファイル名)が壊れる。そのため、内部メモリに一旦移動してからもう一度一括してminiSDに戻してやれば、曲名あるいはファイル名を壊すことなくこちらから直接再生可能になる。やや面倒だけれど、恐らくこの方法が最良だと思う。これでSD-Audioなんてものを使うことなく、CD等々からの音源を携帯電話に大量保存・再生出来るようになる。

何しろ手に入れたばかりなので実験・試行の途中なのだが、他の形式の音源は再生出来ないのか、とか、もっと簡単にファイル移動出来ないのか、などなど、色々気になるところもある。ちなみに、W32SA以外ではどうなるのかは確かめようがないので分からないのだが、大体同じような感じで出来るんじゃないかと思う。それは兎も角、殆ど一般のディジタル・オーディオ・プレイヤと変わらない、というか、実はこの携帯電話が準拠している圧縮方式は、AACと呼ばれる、いまだにより一般的なMP3方式から見れば次世代のものなのだし、今のところ使用感はとても良いので、なかなか良い買い物だったかな、と考えている次第である。(2005/12/21。23日までにぼちぼち加筆・修正。)

25.携帯電話(W32SA)をディジタル・オーディオ・プレイヤとして使う・続

その後も実験・試行を続けているのだが、明らかになったことを幾つか示そう。まず第1に、wavファイルからAAC形式への圧縮にはiTunesが使える。インターフェースが良く出来ているのでこちらの方が作業は楽だろう。で、この際高音質(ビット・レート128kbps)だと携帯電話の方で再生出来ないので、64kbps以下にすると良い。で、一応このやり方でも良いのだが、実は大きな問題がある。内部メモリに移動して再生することは出来るのだが、miniSDに戻すことが出来ない。これではやはり不便なので、結局携帯動画変換君を用いるのがベストだろうと思う。ちなみに、変換君で作った特定のファイル(ごく稀ではある。)が内部メモリから再生出来ない現象が発覚しているのだが、一旦miniSDに戻してやればそこから再生出来るようになって、更にこれを内部メモリに入れ直すと問題なく再生出来る。まあ、不思議といえば不思議なのだが、理由が分かる方は教えて下さい。

その2。上のやり方で作った音源ファイルは何故か着信音だのアラーム音だのに使えないので、上記携帯情報総合サイトの「登録可能な着うたを作る」欄の手順に従って3g2形式のファイルを加工する。携帯電話としては、こうして出来たファイルを「ムービー」として認識するのだが、確かに登録出来た。イヤハヤ素晴らしい。上限は512KBと、着うたフルにはならないのだが、基本的に必要ないのでこれで充分。

その3。この携帯電話には上記の通りFMトランスミッタという機能が付いていて、折角なんで試してみた。車載Radioで聴いてみたのだが、これは正直言って使えない。電波法によるものだと思うのだが、兎に角出力が弱すぎる。携帯電話の方で音量を調整出来るところが面白いのだが、更に言えば、放置するより手で持った方が音が良くなる。人間の体を通して電波を飛ばすことになるわけ。これは電話をしている時にも起きていることで、ちょっと怖くなった。

その4。USBケーブルを購入して直接書き込みを試みた。PCへのドライヴァのインストールがそこそこ面倒なのだがこれは難なくクリアし、携帯電話とPCを接続。繋げばすぐに認識するのだが、携帯電話側は基本設定→通信に入って「マスストレージ モード」にしないといけない。マニュアルも見ないで手探りでやっているのが悪いのだが、これはやや分かりにくい。通信中は電波オフになるのも問題だが、まあminiSDを付けたり外したりするよりはましかとも思う。

その5。キャメラの性能はまあまあで、最大126万画素と前に使っていた機種よりは落ちるものの、実はこんなもので充分。所詮しょぼいレンズしかついていないので、期待はしていない。試しに撮ってみたものはここにいれてあるので見ておいて下さい。

最後。さてさて、以上色々やってきたのだが、現在までに判明している一番大きい問題点を挙げておくと、内部メモリからユーザ・リストに登録した複数の曲は、連続再生しても切れ目もノイズも無く綺麗に再生されるのだが(これが普通のような…)、miniSDにしまってある曲をユーザ・リストに登録して連続再生しようとすると、曲と曲の間でファイル読み込みたいなことが行なわれてノイズが入る、ということがある。アプリケーションの問題なのかファーム・ウェアあるいはOSの問題なのか良く分からないのだが、改善して欲しいとは考えた次第。SD-Audioを使えば問題ないのかも知れないが、この点についてもお分かりの方は教えて下さい。以上。(2005/12/23。12/31に項目追加。)


26.新たなノートPCの導入

このたび新たなノートPCを購入したのでごく簡単に概要を。ものはNECのVersaPro VY13M/RF-Uという機種。スペックはCPU:Intel Celeron M 350 1.30GHz、メイン・メモリは増設して512MB、HDDは40GB、表示は15インチTFT液晶、OS:Windows XP Professional、付属アプリケーション:MS-Office 2003という具合。ちなみに、DVDドライヴは当然としても、FDDまで内蔵されている。どうせ使わないけど…。

秋葉原の某店では、これで10万円をわずかに切る値段だったのだけれど、値段もさることながら同社のLavieシリーズと違ってビジネス・モデルという位置づけなため、どうせ使わないので外してしまう無駄なソフトがほとんどインストールされていないのがすばらしい。電源を入れて最初にデスクトップに表示されたのがゴミ箱だけ、というのには感動した。このシリーズ、量販店ではほとんど売っていないのだが、かなり優れものなので、以上紹介まで。(2006/01/18)


27.コピーコントロールCDを料理する

このところ〈購入したCD〉からディジタル・オーディオ・プレイヤで聴くことの出来るファイル作りにいそしんできたのだが、先週とうとうコピーコントロールCD(以下CCCD)に遭遇。PCで聴こうとすると「レジストリをいじります」みたいなことが表示され、指示通りにすると専用アプリケーションがインストールされるのだが、何だか馬鹿にされているような気分になる。Windows Media Playerは勿論、iTunesでも聴くことが出来ないし、ということは当然iPodに代表されるディジタル・オーディオ・プレイヤに移すことも出来ない。これはひどいな、と思ったのだが、iTunesで認識出来ないとなると例えば伝家の宝刀であるCD2WAV32を用いてもWAVファイルに落とすことは不可能、ということが分かった。

このままでは引き下がらないのが元エンジニア魂というもの。色々なことを画策したのだが、まず、手持ちのPCに内蔵されているCDドライブだと、基本的にいかなるソフトを使っても無理だということが発覚。使ってみたのは、有名なEACCdManipulatorMagic Player2の取り敢えず3種。これらだと要は音楽ファイルと認識されないとどうにもならない。他にも、CloneCDDaemonToolsを利用して単純なイメージ・ファイルを作って再生しようとしたのだがこれも駄目。

結局どうやったらうまくいったかというと、もうほとんど使うことのなかった外部ドライブであるI-OデータのCDRWD-i64G(2000年くらいのモデル)を引っ張り出し、これを接続。これであっさりと音楽ファイルとして認識されてしまった。確かにやや面倒なのだが、この方法だとiTunes、EAC、CdManipulatorのいずれを用いてもファイルの吸出しが可能で、付け加えるとWMPでも直接再生出来てしまう。ユーザ・インタフェースの出来具合と軽さからするとドイツの方が作ったEACは大変な優れものなので推奨しておくけれど、それは兎も角、結論としては、「CCCDからは、適当なドライブがありさえすればディジタル・オーディオ・プレイヤで再生可能なファイルが作れる」、ということになる。

てなわけなのだが、私はこうして上手くいったから良いようなものの、iPodなどのディジタル・オーディオ・プレイヤにCCCDの音源を加工して移動するのにはこれだけの手間がかかり、ユーザの環境によっては無理、という状況は、方々のサイトに書かれている通り異常なわけで、こんなものは早くなくしてくれ、と願わざるを得ない。今回いくつかの曲を取り込んだCDは2005年発売の輸入版(EU製)なのだが、こんな具合に相変わらずCCCDを出しているレイベルは幾つか存在し、私見ではこのようなユーザを無視した営業方針というのは音楽業界にとってはマイナスにはなってもプラスには全くならない、ということを述べておきたいと思う。(2006/01/20)


28.コピーコントロールCD。むう…。

上で述べた通り通りコピーコントロールCD(以下CCCD)は私にとって既に恐れるに足りないものになっているのだが、それでも問題は残っている。何しろ面倒臭い。こんなものは早くなくして欲しいと思っていたら、昨日購入したEMIからリリースされているリチャード・アシュクロフトの新作がCCCDで、これに輸入元の東芝EMIによる小さな字の注記がさりげなくパッケージに貼り付けられていたので以下、全文引用しておく。いやぁ、実に面白い。

「ご購入の前に必ずお読みください。
<ご注意>このCDはコピーコントロールCDです。MDなどへのデジタルコピーはできません。通常のCDプレイヤーでの再生を意図して製作しておりますが、一部の機種では再生に不具合を生じる場合があります。
<免責事項>パソコンで再生やコピーを試みた場合や専用プレイヤーソフトの実行に伴なうデータ損失や動作不良、レコーダを含む再生機器の異常動作・動作不良の如何なる損害についても保障いたしません。」

確かに実に良く練りこまれた文章なのだがそれはどうでも良いこと。問題は、<その1.「通常のCDプレイヤー」ってのが何だかよく分からない。その2.「再生に不具合」が生じちゃさすがにまずいと思うんだが、返品出来るのか?その3.パソコンが壊れるかも知れない、と言いながら「専用プレイヤーソフト」をバンドルしている意味がさっぱり分からない。>といったあたりにある。というか、これをちゃんと読んだら普通は購入を控えるんじゃないかと思うんだが。ここ数年CDがさっぱり売れない原因の一端はここにあるのだということを音楽業界は良く認識すべきなのである。以上。(2006/01/27)


29.WordPress ME 2.0.1の導入

上で述べた通り、拙ウェブログはMovable Typeというのを使って構築しているのだが、今回はPHPを用いたフリーソフトであるWordPressというものを使ってどんな感じなのか確かめてみることにした。ちなみに、公式サイトはこちら。もし使い勝手が良いようなら今後一切合財を移行する可能性もある。

さて、例によってそのままでは動かない。私の家にあるサーバはRedhat Linux9で作られていて、一応Apache(これは当然)、PHP、MySQLという、今回必要なものは全てインストールされているわけだが、WordPress ME 2.0.1のファイルをサーバ上に切ったディレクトリに移動し、初期設定を始めたところ二つの問題が発覚した。それは、その1.サーバの環境がmbstring(マルチ・バイト・ストリング)をサポートしていない、その2.PHPがMySQLを認識するようにセットアップされていない。というもの。

その1の方はPHPのインストール時にmbstringをサポートするように設定されていないことによるもので、こちらは大したことはないのだが、その2の方はより深刻で、PHPどころかApacheまで入れ直さないとどうにもならないことが判明。Apacheに関しては、「DSO(Dynamic Shared Object)対応になっていない」、ということらしい。で、それぞれの./configure時におけるオプションを備忘のため記しておくと、Apache:--enable-so、PHP:--with-apxs2=/usr/local/apache2/bin/apxs --with-gd --with-png-dir=/usr --with-zlib-dir=/usr --enable-mbstring --enable-mbregex --with-mysqlとこれだけ(細かいところはやや不正確。)。他にも色々あるのだが、これ以外の目的では使わないのでとりあえず必要ない。

この二つをしかるべき設定でインストールし直し、例によってhttpd.confを書き換え、php.iniもちょこっといじってApacheを再起動。MySQLでデータベースやユーザの設定を行ない、さらにこれでようやく動き出したWordPressの初期画面(ここからは当然ブラウザからいじれます。)から幾つかの設定を施して作業は終了。拙ウェブログ2が一応稼動し始めた。以上。(2006/02/12)


30.私設ウェブサイトの細かな構成変更

以前からフレイムに対応していない例えば携帯電話に入っているブラウザ用のトップ・ページというのはアップ・ロードしてあったのだけれど、どうも表示がうまくいっていないので原因を突き止めて改造を加えた。悪さをしていたのはカウンタCGIで、なんでなのか分からないのだがこれを外すと問題なく表示されるようになった。で、カウンタは別のものを設置することにした。カウンタくらいもう自分で作れるのだが、今回も例によってKent Webさんから一番軽そうなものを持ってきてアップ・ロード。数字のGIFファイルもより小さいサイズのものを自作した方が良いのだが、取り敢えずここから持ってきて利用させて頂いている。

携帯電話用のトップ・ページはこちらになっているのだが、当初はPC用のものと同じ構成だったので画像その他でとても重く一番下まで表示出来なかった。で、色々改造していたのだがこの時に役立ったのがOpenwave SDK Universal Edition1.1なるツール(驚くべきことに無料。しかし全くヴァージョン・アップがなされていない。)。別に今時HDMLファイルを作る必要もないのでHTMLで十分なのだが(XHTMLがベターな模様)それは兎も角、このツールでは携帯電話の画面をPC上に表示させつつシミュレーションが行なえる。うーん重いな、削ろう、を繰り返し現在のシンプルな形になった。

My First HDMLというサイトから大変優れた携帯電話対応のBBS用CGIを持ってきて設置し、こうなると携帯電話で簡単にトップ・ページを呼び出せると便利なのでQRコード作りに挑戦してみた。まあ、無料でQRコードを生成するCGIは色々なところにあるのだけれど、要は自宅サーバの可能性を追求してみる、という企画。QRコードを生成する例えばPerlのモジュールを自作するのはとてつもなく大変なのだが、これはもう準備されているし、それをつかったスクリプトがここに貼り付けられている。ただ、これを動かすのに何故かインストールされていなかったCGIモジュール(変だなぁ、と)、GD::Barcodeをサーバに入れることになった。他に入れたものを列挙すると、GD、GD.pm、libpng、jpeg-6bの4点。これで目出度く自宅サーバの環境でQRコードが生成出来るようになった。なお、試しに作ったQRコードはPC用トップ・ページに貼り付けてあるので、QRリーダなどで読み込んで確認して欲しい。以上。(2006/03/02)


31.光回線導入

去る2006年4月7日にこの家にも光回線(Bフレッツのハイパー・ファミリー・タイプ)が導入された。基本的な情報は拙ブログの方に載っけてあるのでそちらを見ていただくとして、ここでは要点をかいつまんで記しておく。

まずは回線速度だけれど、終端装置→ひかり電話対応ルータ(悪名高いRT-200KI)→PCの構成だとフレッツ・スクウェアで50Mbpsほど、USENの速度測定サイトで25-30Mbpsほどである。終端装置から普通のルータを介してPCに接続するとどうなるかは今後やってみようとしている次第。ハブを終端装置とRT-200KIとの間ににいれられるなら、RT-200KIはひかり電話専用ルータにしてしまって、もう一つのまともなルータからのインターネット接続が出来るようになると思う。これはやってみれば分かることなんで近日中に実験を行なう。

その次。やはりこのルータ=RT-200KIが問題。異様に回線速度を落としているように見えるし、Linuxサーバ側からのポート開放がどうにもうまくいかない。更には、ローカルから自サイトを見ようとすると管理画面になるのは致命的。このルータはひかり電話専用にするべきなんでしょうな。以上。(2006/04/24)


32.CMS等の評価

以下、WEB2.0(概説はこちら)を担うとされているCMS(Contents Management System)等について、私が使っているもの、使ったことのあるものに限定して簡単な評価を記述する。ちなみにCMSとは、詳しくはこちらを見て欲しいのだが、要するにブログやSNS(Social Networking Site/Service)のような「中がどうなっているのかをユーザが特に把握していなくても利用可能なウェブサイトの類」を構築するためのシステム、くらいに考えれば良い。

1.Movable Type:言わずと知れた、恐らく現在最大のシェアを誇るのだろうブログ構築ツール。略称はMT。開発元であるSix Apartの日本語サイトにその使い方やダウンロード法などが記載されている。Perlで記述されていて、データベースとしてはMySQL、BerkeleyDB、PostgreSQL、SQLiteのうちのいずれかを使用する。BerkeleyDBの場合、データベースはMTをインストールする、ユーザがFTPツールなどを用いて「普通」にファイルを出し入れ可能なディレクトリ内に保存されるので、MySQL等を使う場合に比べると初期設定が簡単である。ただし、当然そのサーバにはBerkeleyDBがインストールされていないといけない(「普通」はされているはず。)。管理画面のユーザ・インターフェースが大変優れており、主にサード・パーティが作っているプラグインやスキンもそれなりに豊富である。問題は、商用使用の場合やユーザを増やす場合に、大変高額なライセンス料を支払わねばならないことにある。また、そのインストールは「初心者」には恐らく不可能で(BerkeleyDBを使うのなら少しは楽。)、ヴァージョンアップもこれまた初心者には恐らく不可能であると思われる。

2.Nucleus:とても使い勝手の良いCMSである。Nucleusの日本語サイトからダウンロードできる。オープンソースを旨とするGNU GPL(Gnu General Public License)に準拠しているので、その利用・改造・再配布、あるいは販売すらもその範囲内で基本的に自由かつ無償で行なえる。PHPで記述されていて、データベースとしてMySQLを使用する。そのため、PHPやMySQLが利用できないサーバで運用することは不可能である。膨大な数のプラグインやスキンを用いていかようにもカスタマイズでき、商用利用でも無償な点は重要で、最近私が作ったブログにはほとんどこれを用いている。初心者でもFTPツールの使用法とデータベース運用に関する若干の知識があればそのインストールは可能で、そういう面から言っても大変優れたCMSであると考える。

3.WordPress ME:ブログ構築ツールである。こちらの日本語サイトからダウンロードできる。GPLに準拠していて、記述はPHPにより、データベースとしてはMySQLを使用する。よって、これらが使えないサーバでは運用不可能である。プラグインやテンプレートなどもそれなりに充実しているのだが、Nucleusと比べてしまうとやはり見劣りすると言わざるを得ない。また、投稿などの際、若干レスポンスが悪いようにも思う。ちなみにインストールの難易度はNucleusとほとんど変わらない。

4.SereneBach:非常に軽快なブログ構築ツールである。sb開発研究所からダウンロードできる。Perlで記述されていて、データベースは使用しない。そのため、いかなるサーバでも運用可能である(Perlがインストールされていないということはほとんどあり得ない。)。商用利用の場合には若干のコストが発生する。知名度が低いこともあってか、プラグインやスキンが充実していないのは致し方のないところであろう。データベースの知識が一切不要ということもあってインストールが極めて簡単なので、「今までは大手ポータル・サイトなどを利用してきたけれど、そろそろ自分のブログを自前のドメインと自分で借りたか作るかしたサーバで運用してみたい」、というような方にはお薦めである。

5.XOOPS Cube:世界でもっとも有名なCMSである。ブログやSNSどころか、腕さえ良ければポータル・サイトまで作ることができてしまう。日本語公式サイトからダウンロードできる。有志によって少しずつ改良が重ねられていて、また、GPLに準拠しているため、その利用は基本的に無償。PHPで記述されており、データベースとしてMySQLを使用する。Nucleusと同じく、これらが利用できないサーバでの運用は不可能である。これまた膨大な数のプラグインが用意されているため、これを用いてできないことはない、と言っても良いほどである。ただし、誰でも使えるようなユーザビリティの高いサイトを構築するには相当なカスタマイズを施さねばならない。

6.Livedoor Blog:ややオマケ的なものかも知れないが、個人的には大変優れていると考えるのでその概略を上の五つとの比較のために示しておく。数多あるブログ・サーヴィスの中でも抜きん出てユーザ数が多く知名度も高いのでリンクを貼る必要もないだろうこのポータル・サイトだけれど、無料の会員登録をするだけで、2.10GBのサーバ・スペースを利用でき、更にはインストールすることもなくそれなりに個性的なブログを極めて簡単に作ることができる。確かに上に挙げた五つのようないかようにもカスタマイズ可能なCMSに比べればその機能が制限されているとは言え、さほどの自由度を求めないならこれで十分だろう。実は、自由度の高さと使いやすさとは互いに食い合う関係にあると思うのだけれど、このブログ・サーヴィスはその辺のバランスがとても良いのである。

以上、色々取り上げてみたけれど、記述に誤りや足りない部分などがあればご指摘くださるとありがたい。やや蛇足になるが、以上の記述はあくまでも2006年8月の時点でのスペックである、ということを述べておく。以上。(2006/08/31)


33.プリンタ&BBルータ

このところ自宅のIT環境を整備していた。まずはプリンタから。2/13にCanonのインク・ジェット・プリンタPIXUS iP4300を秋葉原で購入。店頭表示で14,800円だったのだが、現金だと更に安くする、と書いてあったので聞いてみたら13,500円まで下がった。ポイントがやたらとたまっていたので、これを利用して12,000円強になった。このプリンタ、かなり売れ筋な商品であるようで、例えば秋葉原を歩いていると持ち運んでいる人を結構見かける。最高解像度が9600dpiである他(そこまで要求していないのだが…)、そのスペックはかなりのもので、お値打ちだと思う。

その次。2/14には同じく秋葉原でBBルータを購入。planexのBRL-04CWという超廉価ルータなのだが(3,200円ほど)、スループットはまずまずで、これはこれで十分と言える。問題は、ひかり電話ルータとの二重ルーティングをやっていると、たまに接続が切れてしまって更には自動的に接続しないというところで(何でこうなるのかは不明)、これだと常時接続されているべきサーバのルータとしては使えない。

そうなのだけれど、上記の通り、問題はローカルでサーバのHTTPポートなどを読もうとするとひかり電話ルータの管理画面になってしまう、というところにあったので、サーバはひかり電話ルータに、普段使っているWindowsマシンの方は今回のBBルータを介してひかり電話ルータに、という接続法で、これを回避することにした。PCの再起動時などに時折再接続で若干時間をとられる、という問題があったりするのだが、これにより、サイトやブログの更新などはかなりやりやすくなった。以上。(2007/03/02)


34.携帯電話の機種変更(→W51K)

もう3週間ほど経ってしまったが、03/07に携帯電話の機種変更を行なった。今回の端末は京セラせいのW51Kという機種で、ワンセグに対応した最新マシンである。以下、使用感などを。

まずはワンセグ。これが今回の目玉と言って良いだろう。機種変更を行なった千葉市緑区土気辺りではほとんど受信できなかったのだが、当時の自宅=幕張では余裕。それでも建物の真ん中などでは厳しい感じで、窓や壁に近づかないと受信状態が良くなかったりする。ちなみに、1週間ほど前に鈴鹿に移転して、未だTVをアンテナ口に繋いでいないのだが、この電話でワンセグ放送が受信できているのでそこそこ便利なのである。

続いてLismo。要するにau提供の版権管理ソフトである。iTunesほどの完成度は無いし、アップグレードもほとんど行なわれていないのだが、携帯電話に音源を送るには結構便利、というか基本的に法的に全く問題無しに音源を携帯電話に送るには恐らくこのツールを使わなければならない。他の手段でも送れるのだが、今のところ面倒だし、そもそも携帯電話で音源を再生する機会がほぼ無いので試そうという気も無い。ただ単に技術的な興味だけが存在する、と言って良いのである。

なお、今回はminiSDではなくmicroSDを使う仕様になっていて、これを秋葉原の某店で購入した。1GBで1,500円弱という何だかおかしな位安かったのだが、特に問題なく使えている。

最後に、キャメラの性能について述べると、実はこれにはかなり問題がある。画面とレンズが平行になっていない点、及びレンズに指がかからないように持つと相当不安定な状態になる点、撮影まで3秒ほど画面が消える点、等々である。写り具合については今のところさほどの問題は感じていない。まあこんなもんでしょ、というところである。以上。(2007/03/28)